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 情報の基本的性質
 Fundamental Nature of Information

 

■ 情報の基本的性質 その1「即時移転性」
 情報は、宇宙全体にあまねく普遍的に存在し、無数の情報場として存在する。情報場にひとたび意識が投げかけられれば、一瞬のうちに顕在化が起こり、即時に情報が移転する。

■ 情報の基本的性質 その2「平等性」
 情報は、誰もが平等に手にすることができる状態で存在している。情報を隠蔽することは可能ではあるが、しかし最終的には、誰もが必要とする情報を、必要なときに手にすることができる。

■ 情報の基本的性質 その3「公開性」
 情報は開放系であることが前提である。いったん発信された情報は、固有の情報としてネットワーク上を自由に飛び回ることとなる。固有の情報が集合離散することにより共有の情報となり、誰もが、その情報にアクセスできる。そのことを前提として「即時移転性」「平等性」が担保される。

■ 情報の基本的性質 その4「自由性」
 情報は、情報の持つ意味と目的と方向性を明確にすることによって、はじめて情報としての自由性が担保される。情報の意味と目的と方向性を織りなす行為は文章化であり言語化であり、その行為はなにものにも制限されることはない。

■ 情報の基本的性質 その5「結合性」
 情報は、任意の最小単位に分解することができる。任意の最小単位に分解された情報は再結合することも、新たな文脈(コンテキスト)として再生させることも可能となる。

■ 情報の基本的性質 その6「階層性」
 情報は階層性を備えている。20世紀に発見された階層構造の概念を、21世紀からは実際に実用活用する時代でもある。高度な情報社会における情報の網羅・分類・階層化・統合・出力という、精緻な情報精査に繋がる性質となり、階層知、統合知を前提とする情報コミュニケーションが可能となる。

■ 文化を織りなす情報とその最小単位となる言語
 情報の「即時移転性」「平等性」「公開性」「自由性」「結合性」「階層性」という6つの性質は、基本的に言語を使って表現される。また、文化を定義する上で、その最小単位となるものが言語である。データを言語を用いて情報化し、その受信、発信による交流によって文化は織りなされるものである。文化を織りなし、豊かに品位を持って進化させることができるかどうかは、情報を扱う一人一人が、それぞれの知識や情報をどのように捉え、位置づけ、解釈し、活用するかによって決まる。

■ 知識と情報の違い
 「intelligence」と「information」という言葉が別個に存在するように、これらの言葉は別の定義を持つ。「intelligence」とは、情報が既に受信者に取り入れられたことによって「知識」に変化したものとなり、活用するものである。一方、「information」は、情報が受信者に取り入れられる前の「情報」そのものである。「intelligence」と「information」はいずれも従来の「情報」の概念と混同される場合があるが、この2つの言語は明確に違うものとして考える必要がある。
 言語は「データ」「情報」「知識」「知恵」という要素に細分化される。これらは全て別個の概念を持つ。データは情報の素であり、特に価値が付与されていない状態である。情報とされたものは、データに価値が付与されている状態である。
 その情報が脳内に転移することで知識となる。知識は、さらにその保持者によって進化・発展せしめられ、実用化の域に高められたときに、知恵となる。知恵は役に立つものであるが、一方では属人化しうるものでもある。したがって、知恵は保持者の内に留めるべきではない。それは公に表現され、共有化されることによって、さらなる進化を遂げる。

付則
この憲章は、2020年4月27日から実施する

2020年4月27日発行
2020年5月1日改定
2020年7月9日改定